新宿、流浪の民

12時に新大久保駅に集合。お腹を空かせて待ち合わせ場所に降りたぼく。

先方から「ちょっと遅れる」という伝言をもらっていたため、まあ本でも読んで待ってるかと『破獄』を読み進める。

ついでに、さくっと散策。まんま韓国。
高架下。にぎやかで好きな雰囲気。
こどもも、おとなも、おしりをだしたてんしも。

ところが20分待てど1時間待てど、先方からは連絡がない。

暑さからではない、嫌な汗が流れる。

3時間半待って一通のメール、「お腹痛くて寝てた」。

どこか釈然としない気持ちはあるものの、体調不良なら仕方ないと言い聞かせる。

新大久保。とにかく人が多い。日本の情緒や風情を感じたい人は、来なくてよいだろう。

北向観世音菩薩。喧騒の離れ。完全厄除け状態。

行きしなのラーメン二郎。デート前には行けないよ、とほほ。
新宿と新大久保をつなぐ陸橋。

西新宿。行き場をなくしたぼくの、本日の目的地である。かねてから気になっていたレコード街に足を運ぶ。

新大久保から歩いて数十分。見慣れた新宿の街並みが顔を覗かせる。
アンカーレコード。安売りレコードdigが好き。
洋楽のハウスとかたくさん置いてあった気がする。
*ビートルズがすごく多かった、ストレンジラブレコーズ。
マンションの一室、に見えるけどレコ屋。

東新宿。携帯の充電がほぼ切れていたため、B2階で充電をする。30分100円で、1パーセントから43パーセントまで溜まった。まあ悪くない。

17時過ぎ、夕食前のブレイクタイムの影響からか、喫茶店やファミレスは全く入れそうにない。

20分探してたどり着いたミスタードーナツ。

「私、あと何玉だっけ?」1つのポン・デ・リングを、1玉ずつシェアして食べるJK。

「サカモトとオベリスクって似てるよな」静かな店内にそぐわない声で喋るデュエリスト。

人の本質は変わらない。

ポン・デ・黒糖の味が思っていたものと違っていた。黒糖を感じられないし、味もどこか素朴な印象である(院内食のがマシ)。ぼくはリングの上にコーティングされた砂糖が好きだったのに。黙ってコーヒーで流し込んだ。

帰りしな。新大久保にもレコ屋があったようだ。
6年前

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